私の夫は70歳の時に胃癌を発症して、全摘出の手術をしました。
その後、他に転移が見つかりまして、抗がん剤治療をしておりましたが、治療の甲斐無く、今年７月２３日、７３歳で天に召されました。
抗がん剤の治療中は副作用の為、食欲が全く無く、味覚もおかしくなり食事が苦痛で、栄養剤でやっと命を保っているような状態でした。
そんな時、ある方から貴社の心太を戴き、夫に食べさせてみれば、と勧められました。
さっそく食べさせてみたところ、「これは旨い。これなら食べられる」と喜んでくれました。私は黒蜜の方を食べて欲しかったのですが、夫は東京生まれの東京育ちでしたので、やはり酢醤油の方を好んでおり、「俺は江戸っ子だ」など軽口をたたいた時は、本当に嬉しくなりました。
その時、私はこれに栄養分があったらなあと思って、下さった方にお話致しましたが、それでも自分の口で食物を食べているのを見て、大袈裟に言えば感激いたしました。
その後毎日１本ずつ食べて丁度１ケースの最後の２本を残したところでもう自分で食べることができなくなりました。私が覚えている限り、夫が口から食事をしたのは貴社の心太が最後であったように思います。
もちろん、「旨い！」と言う言葉もこれが最後でした。
心太は色々販売されていますが、貴社の心太は素手で触らずに病人に与えることができます。
病人の看護をしていると、私の手はいつも綺麗というわけにはいかないので、これには助かりました。
入院中の病棟には同じような患者さんがいらっしゃいます。親しくなった方にも分けてあげて、喜んでいただきました。
その方々と共に、心太を製造、販売してくださった貴社に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

2012年9月　斎藤　明子　拝

私は、今から8年前、体調が優れない為に、病院に検査に行きました。具体的な症状は、寝ても寝ても疲れが取れず、常に体がだるく、眠たいという状態でした。この症状が最初に現れたのは、10年以上も前の大学3年生の頃でした。検査の結果医師に言われたのが、「脂肪肝です。この状態を10年続けると、あなたは肝不全を起こす可能性がある上に、糖尿病になる可能性も非常に高いです」でした。

検査内容は、超音波（エコー）を腹部にあて、臓器を調べるものと、血液検査でした。私は超音波検査中に、自分の腹部の映像を見せてもらいましたが、肝臓が肥大した上に、油まみれのギトギト状態でした。医師からも説明がありましたが、健康な人の肝臓は、黒っぽい色で、はっきりと浮かび上がってこないとの事でした。しかし、私の肝臓は油まみれのギトギト状態の為に、光って浮かび上がっていたのでした。又、血液検査では、悪玉コレルテロール値、中性脂肪値、血糖値が基準値を大幅に超えており、いわゆるドロドロ血状態でした。

父と父方の叔父を肝不全で亡くしている私にとって、肝不全という言葉は、最も恐ろしい言葉の一つでしたし、母方の伯母と従兄弟が糖尿病を患っており、正直ショックでした。しかし、落ち込んでいる場合ではないと思い、早速、減量への計画を立てました。

私は、その当時、体重が80ｋｇありました。私の身長の標準体重では、60ｋｇだったので、20ｋｇ減量する様、医師より指示が出ました。 一般の人の3倍くらいのカロリーを摂取していた大食家の私にとって、20ｋｇの減量は死ねと言われているに等しい状況でした。どうすれば無理なく減量できるか・・・体に優しい減量方法はないだろうか・・・真剣に考えました。その結果、考え出されたのが「天草減量法」でした。 その当時、辻調理技術研究所に所属し、多少の知識を持っていた私は、無理なく確実に減量するには、「天草減量法」が最良の方法と確信しました。

8年前当時は、美味しく食べられる心太のところてんはありませんでしたので、寒天（天草が原料）を買ってきて、杏仁豆腐を作り、それを食前に豆腐半丁分食べるというものでした。

杏仁豆腐は通常、甘いシロップを掛けて食べますが、減量中は砂糖などの糖分は一切控えなければなりません。しかし、甘みがなければ美味しくありませんので、羅漢果（らかんか）という、ウリ科の植物を原料としたノンカロリーシュガー「ラカント」を加えておりました。

なぜ、「天草」を原料とした寒天での減量を選んだかと言えば、減量で一番大切な事は、体に優しい減量をする事なのです。もし、一日の食事を一回だけにするとか、ドリンクだけにするなどの無理な減量法は、必要な栄養素を確保することが難しく、将来、骨粗鬆症となり、腰痛などの苦しみと戦うことになるかもしれないのです。

特にミネラル（カルシウム）が不足すると、先述しました様に、骨粗鬆症になる恐れがある上に、イライラして精神状態が不安定に陥ることもあります。これではいくら減量に成功したとしても、ストレスが溜まる一方で、身も心もガタガタですし、リバウンドする可能性が大です。

「天草」は、ミネラルと食物繊維が豊富です。ミネラルの役割は、骨や歯の形成に、食物繊維の効用は、コレステロール低下作用、血糖調節作用、抗有害物質作用、整腸作用（便秘解消）、降血圧作用、など、「天草」には現代人に不足がちな栄養素がしっかり詰まっています。また嬉しい事にアルカリ食品なのです。

レインボウ　フーヅ代表　福井　一晃　様より